タクシー運転手の隔日勤務はきつい?言われる理由や働き方の魅力を解説
タクシー運転手への転職を検討している方の中には「隔日勤務はきついのではないか」と不安を感じる方も多いかもしれません。 しかし、隔日勤務は勤務時間が長い一方で、休日が多く、自分の時間を確保しやすいという特徴があります。
本記事では、タクシー運転手の隔日勤務がきついといわれる理由を明らかにし、そのメリットや向いている人の特徴についても詳しく解説します。
タクシー運転手の隔日勤務とは
タクシー運転手の働き方で最も一般的なのが隔日勤務です。1日働いた翌日は必ず休みとなる特徴的な勤務形態で、多くのタクシー会社で採用されています。
隔日勤務では「出番」と呼ばれる勤務日の翌日が「明け番」として休みとなり、その後、再び出番を迎えるサイクルを繰り返します。このサイクルには公休も含まれるため、月の出勤日数は11〜12日程度となり、残りはすべて休日です。
1回の拘束時間は長く、朝8時〜翌朝1時過ぎまで、約20時間に及ぶことがあります。 しかし、2024年4月施行の改善基準告示改正により、2暦日の拘束時間は原則22時間以内と定められ、勤務後の休息期間は継続22時間以上確保することが義務付けられています。 長時間勤務の中には3時間以上の休憩時間が含まれており、実際の運転時間は148〜179時間程度です。
休憩は自分の判断で取得できるため、眠気を感じたときには無理せず仮眠を取ることができます。
出典:厚生労働省「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」(https://www.mhlw.go.jp/content/001035032.pdf)
隔日勤務のシフト・スケジュール例
実際の隔日勤務のスケジュールを見てみましょう。 たとえば「月曜:出番 → 火曜:明け → 水曜:出番 → 木曜:明け → 金曜:公休」といったパターンです。
出番の日は朝8時に出庫し、翌朝1時15分頃に帰庫します。 明け番の日は勤務がないため、朝帰宅後は自由時間です。 公休を組み合わせることで、明け番と公休が実質的な連休となり、まとまった休息や趣味の時間を確保できます。
メトロ自動車では、出勤時間を複数のパターンから選べるため、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
昼勤・夜勤との違い
タクシー運転手の勤務形態には、隔日勤務のほかに昼勤と夜勤があります。
昼勤は朝7時~夕方16時頃までの勤務で、夜は自宅でゆっくり過ごせます。夜勤は夕方から翌朝までの勤務で、深夜の割増料金を活かして高収入を狙いやすいのが特徴です。
隔日勤務は昼と夜の両方の時間帯をカバーするため、通勤ラッシュ、ビジネス需要、深夜の割増料金を1回の勤務で拾えます。さまざまな時間帯のお客様に対応できるため、幅広い営業ノウハウを身につけることができます。
メトロ自動車では、隔日勤務だけでなく日勤や夜勤も選択でき、途中で勤務形態を変更することも可能です。隔日勤務が体力的に厳しいと感じた場合でも、日勤に切り替えて働き続けられるため、安心して挑戦できます。
こちらの記事では、タクシー運転手の仕事内容について解説しています。 運転手の働き方や運転手に向いている人の特徴も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
タクシー運転手の隔日勤務が「きつい」と言われる理由
隔日勤務には多くのメリットがある一方で「きつい」と言われる理由も存在します。主な理由は、長時間労働、生活リズムの乱れ、休日と出勤日のギャップの大きさです。
しかし、月間総労働時間は法律で262時間以内に制限されており、無理な残業が少ない業界であることも事実です。多くのタクシー会社では休憩室や仮眠室が完備されており、無理なく働ける環境が整っています。
長時間労働になる
隔日勤務がきついと言われる最大の理由は、1回の勤務時間の長さです。朝8時に出庫し、翌朝1時過ぎまで働くと、拘束時間は約20時間にもなります。
長時間運転を続け、お客様を安全に目的地まで送り届けるという緊張感を保つことは、肉体的にも精神的にも大きな負担となります。とくに働き始めたばかりの頃は、道を覚えることや接客対応に気を使うため、通常以上に疲労を感じやすくなります。
しかし、休憩時間は自分で調整できるため、眠気を感じたら無理せず車を停めて仮眠を取ることが推奨されています。安全運転が最優先される業界のため、疲れたときに休むことは、むしろ奨励されている文化です。
メトロ自動車では、6か月間の給与保証制度(月30万円)があるため、売上を無理に追い求めず、自分のペースで慣れていくことができます。
昼夜逆転の生活になりやすい
隔日勤務では、朝から翌朝まで働くため、勤務日は夜通し起きていることになります。このような生活を繰り返すと、体内時計が乱れやすくなります。
人間の体は本来、日中に活動し、夜間に休息をとるようにできています。このリズムが崩れると、自律神経の乱れや慢性的な寝不足、食生活の乱れなどの問題が起こりやすくなります。
明け番の日の過ごし方が、生活リズムを整えるうえで非常に重要です。現役のタクシー運転手の多くは、帰宅後に3〜4時間仮眠を取り、午後は起きて活動し、夜は通常通り就寝するルーティンを確立しています。
このリズムを作ることで、体内時計の乱れを最小限に抑えられます。慣れるまでには個人差がありますが、1〜3か月程度でリズムを掴む人が多いようです。
休日と出勤日のギャップが大きい
隔日勤務は、出番の日と明け番の日のメリハリが非常にはっきりしています。出番の日は約20時間の長時間拘束ですが、明け番の日は丸一日自由です。
この極端なギャップに戸惑う方も少なくありません。休日が充実しすぎることで、仕事モードへの切り替えにパワーが必要になることもあります。
ただし、このギャップは「メリハリのある人生」を送れるということでもあります。出番の日はしっかり働き、明け番と公休ではプライベートを充実させることができます。このリズムに魅力を感じて隔日勤務を選ぶタクシー運転手も多くいます。
きついだけじゃない!タクシー運転手が隔日勤務で働くメリット
隔日勤務のきつさに目が行きがちですが、実はこの働き方には大きなメリットがあります。
隔日勤務の最大の魅力は、効率的に稼ぎながら休日を多く確保できることです。一般的な会社員が週5日働くのに対し、タクシー運転手は月に11〜12日程度の出勤で済むため、残りの日はすべて自分の時間として活用できます。
効率的に稼げる
隔日勤務は1回の勤務で昼と夜の両方の時間帯をカバーするため、非常に効率的に売上を伸ばせます。
朝は通勤ラッシュで需要があり、昼間は病院や買い物の送迎、夕方は帰宅ラッシュ、夜は飲食店街で需要が高まります。
深夜には2割増の割増料金が適用されるため、同じ距離でも売上が大きくなります。 このように、1回の出番でさまざまな時間帯の「稼ぎポイント」をすべて拾えるのが、隔日勤務の強みです。
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昼夜両方の営業ノウハウが身に付く
隔日勤務では、朝から深夜までのあらゆる時間帯で営業するため、短期間で幅広いノウハウを身につけることができます。
朝は通院する高齢者や出勤するビジネスパーソンが主な顧客層で、丁寧な接客と安全運転が求められます。昼間は買い物や観光のお客様が多く、夜になると飲み会帰りのお客様が増えます。
このように、時間帯ごとに顧客特性が異なるため、さまざまな接客スキルを短期間で習得できます。昼勤や夜勤だけでは経験できない多様なシーンに対応できるようになり、タクシー運転手としての総合力が高まります。
通勤時間が半分になる
月の出勤日数が11〜12日程度になるため、通勤にかかる時間が大幅に削減されます。
たとえば、片道1時間の通勤をしている会社員の場合、月に22日出勤すると往復で44時間も通勤に費やしています。隔日勤務では出勤日数が半分になるため、通勤時間は約22時間に減ります。
月間で20時間以上の時間が生まれるということは、丸1日近くの自由時間が増えることを意味します。この時間を家族との時間、趣味、副業、資格取得などに充てれば、人生の充実度が大きく向上します。
まとまった休息時間を確保できる
隔日勤務では、明け番と公休を組み合わせることで、3連休や4連休を日常的に作ることができます。
一般的な会社員は週末の2連休が基本ですが、タクシー運転手は明け番、公休、明け番という並びで実質的に3〜5日間の連休になることも珍しくありません。
このまとまった休息時間を利用して、家族旅行や趣味、資格取得などに取り組むことができます。メトロ自動車では、有給休暇も自由に取得できる社風のため、計画的に長期休暇を組むことも可能です。
隔日勤務が向いているのはこんな人
隔日勤務には向き不向きがあります。自分の性格やライフスタイルと照らし合わせて、適性があるかどうかを確認してみましょう。
まず、自己管理ができる人が隔日勤務に向いています。勤務中の休憩タイミングや営業ルートは基本的に自分で決めるため、計画的に行動できる能力が求められます。
また、変化を楽しめる人も適性があります。毎日異なるお客様と出会い、さまざまな場所に行くタクシー運転手の仕事は、単調な作業の繰り返しではありません。新しい出会いや予期せぬ出来事を前向きに捉えられる柔軟性があれば、仕事を楽しめるはずです。
これまでの社会人経験で培ったコミュニケーション能力や気配り、トラブル対応力などは、タクシー運転手として大いに役立ちます。
メトロ自動車では、隔日勤務が合わない場合に日勤や夜勤へ変更できる柔軟性があるため、まずは挑戦してみて、自分に合った働き方を見つけることができます。
タクシー運転手の隔日勤務に関するQ&A
隔日勤務に関するよくある疑問について、法律や実態にもとづいて回答します。
隔日勤務に慣れるまでどれくらいかかる?
隔日勤務のリズムに慣れるまでの期間は個人差がありますが、多くの方は1〜3か月程度で体が順応していきます。
最初のうちは、明け番の日に寝すぎてしまったり、逆に眠れなかったりすることもありますが、徐々に自分に合った睡眠リズムを見つけられるようになります。
大切なのは、無理に一般的な生活リズムに合わせようとせず、自分の体調と相談しながらルーティンを確立することです。
メトロ自動車では同乗研修期間があり、先輩運転手から明け番の過ごし方や体調管理のコツを直接教わることができます。また、6か月間の給与保証があるため、焦らず自分のペースで慣れていくことができます。
隔日勤務は法的に問題ない?
隔日勤務は労働基準法にもとづく「変形労働時間制」を適用しており、完全に合法な働き方です。
タクシー業界では1か月単位の変形労働時間制が採用されており、月単位で平均すれば週40時間以内に収まっていれば問題ない仕組みです。
2024年4月には「改善基準告示」が改正され、タクシー運転手の労働環境はさらに厳格に管理されるようになりました。
具体的には、次のような基準が設けられています。
・2暦日の拘束時間は原則22時間以内
・勤務後の休息期間は継続22時間以上
・月間総労働時間は262時間以内
この基準を守ることが、タクシー会社に義務付けられています。
出典:厚生労働省「変形労働時間制の概要」(https://www.mhlw.go.jp/content/001021908.pdf)
出典:厚生労働省「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」(https://www.mhlw.go.jp/content/001035032.pdf)
出典:厚生労働省「ハイヤー・タクシー運転者の改善基準告示」(https://driver-roudou-jikan.mhlw.go.jp/taxi/notice)
隔日勤務でも有給を取得できる?
隔日勤務でも有給休暇は取得できます。メトロ自動車では、有給も自由に取れる社風のため、計画的に休暇を組むことが可能です。
ただし、隔日勤務の場合、1回の勤務が2暦日にわたるため、1乗務を休むと原則として2労働日分の年次有給休暇が必要になります。この点は隔日勤務特有のルールであるため、入社前に確認しておくとよいでしょう。
隔日勤務の終了後に眠い中で帰宅できるか不安……
勤務終了後の帰宅時に眠気が強い場合、無理に帰宅する必要はありません。多くのタクシー会社には仮眠室やシャワー設備が完備されており、帰宅前に休憩することができます。
安全運転が最優先される業界のため、眠気を感じたまま運転することは推奨されていません。会社の設備で十分に休んでから帰宅することが奨励されています。
まとめ
タクシー運転手の隔日勤務は、最初はきついと感じるかもしれませんが、慣れれば自分の時間を最大化できる働き方です。月の半分以上が休日となるため、効率的に稼ぎながら、家族サービスや趣味、副業などプライベートを充実させることができます。
メトロ自動車株式会社の特徴は、柔軟なシフト体制です。「日勤」(朝〜夕方)「夜勤」(夕方〜深夜)「隔勤」の3パターンから自由に選ぶことができるため、有給休暇など休みの調整も可能です。
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タクシー運転手の隔日勤務に興味のある方は、まずはメトロ自動車の会社説明会に参加してみてはいかがでしょうか。